PROFILE

name : 島崎 誠(マック・島崎)
born  : 1957 東京
 アコースティクギターとの出会いは、中学生時代に好きなミュージシャンも出入りしていた御茶ノ水の楽器店で、母親に60,000円のギターを買って貰ったのが始まりでありました。当時マーチンやギブソンといった名機は当然我々には高価な品物で、ショーウィンド越しに眺めるのが一つの楽しみでもありました。

Rovert ven scool of luthier の卒業証書
▲ Rovert ven scool of luthier の卒業証書
 大学を卒業して、地元の金融機関に勤めて何年か経ち、十何年か振りにふらふらと御茶ノ水に出かけて、楽器店のショーウィンドーを覗くと、そこには、あの頃羨望の眼差しで眺めていたマーチンやギブソンが並んでいました。しかも、ひとり立ちして幾らか懐具合に余裕が出来た私には、それらの楽器に付いている値段表が、時空を超えて当時のままであるかの様に思えました。と言うより、何とか買える値段になっていたのでした。その場で、D35AJを半ば衝動的に購入してしまいました。大急ぎで家に持ち帰り、早速音を出してみましたが、これがマーチンの音かと言うよりも、何故か、「何かが違う」という気持ちがしました。今思うと、これが私をこの世界に誘うきっかけであったと思います。

 そしてこの「何かが違う」という判然としない疑問を解決すべく、アコースティックギターにのめり込んで行きました。暫くは新品のマーチンやギブソンを、更には雑誌等で紹介されている新興メーカーの物も買ったりしました。気が付くと高価なビンテージ物も何本か所有する様になり、いつの間にか私はプレーヤーからコレクターと化してしまいました。何本か毛色の異なったギターが集まると、今度はなぜそれぞれのギターの音が違うのだろうという「新たな疑問」が浮上しだしました。こうなるともう、ギターを根本から知りたいという抑えられない衝動に駆られ、20年余り勤めた会社を辞めて、アリゾナのRovert ven scool of luthier の門を叩きました。

  学校では、ギターの製作の他に、構造や理論、リペアー等についても学びました。外部からの講師による特別講習も有り非常に充実したカリキュラムでした。

 帰国後、栃木県の那須に工房「Acoustic Guitar Republic」を構えアコースティックギターの製造とリペアーを行っています。

Rovert ven scool of luthierにて先生と
▲ Rovert ven scool of luthierにて先生と
 工房は母屋同様に、私と木工好きな私の友人達による手作りのログハウスで、温湿度を管理するのに非常に好都合です。

CONCEPT
 私がアコースティックギターを収集していた頃、自分だけの一本が欲しいという気持ちが常に付きまといました。しかし、フルオーダーとなると非常に高価な物になってしまい、遂には実現しませんでした。そこでA.G.Rでは、「作った物を売る」と言う発想を転換し「欲しい物を作る」と言うフルオーダー制を取ることにしました。しかも、アコースティックギターに特化することと、アメリカ仕込みの合理的な製作工程を実現することにより、他に類の無い低価格を実現しました。又、演奏性はもとより音質面に於いても、独自の音響アナライズ理論を元に、あらゆるニーズにお応え致します。

 A.G.Rのギターがフルオーダー制をとる理由がここに在ります。例えば、音質面では木材とボディーシェイプ、更にはスケールの選択。プレイアビリティーの面ではネックのシェイプ、巾、アール、アクション、ブリッジのデザイン。外観面ではヘッドストックやピックガードのデザインに至る迄、とことんそれぞれのお客様の「良い音」を追求し、プレイスタイルに合った、世界でたった一本限りの個性溢れるギターを何処よりも安い価格で製作致します。